今回は、ストレスホルモンの、「コルチゾール」についてです。
その1の「ドーパミン」が幸せホルモンでしたが、「コレチゾール」はストレスホルモンです。
ストレスホルモンといっても生きていくのに必要なものなので、ただ悪いホルモンという認識はもたないでください。
コレチゾールは、ストレスにより分泌されるだけではなく、睡眠中や寝起き後のエネルギーをつくるため体脂肪を分解、燃焼を促進させる役目もあります。
しかしながら、ストレスで分泌されるホルモンということで、感情が落ち込ませる作用などがあります。
過度にストレスがある生活を送っていると、コルチゾールの分泌が多くなり、ストレスによる精神の不安定、落ち込みなどや、ヤル気がでない、ここ一番で頑張れない。などの悪い面も出てきてしまいます。
また、過度に分泌されると、免疫力の低下、脳への影響がでることもあります。
いちばんは、そのような過度なストレスが負荷される状態をつくらないことが大切ですが、現状の環境からすぐに抜け出すことができない人も多いかと思います。
もちろん、COMPLEXでは、そのような生活ではない生き方を創造していくものですが、とりあえず、現状、どうすればコルチゾールの分泌を押えられるかについてお伝えします。
まず、卵が先か鶏が先か的な話しになります。
落ち込んだりすると、姿勢が悪くなり、猫背のようになったりします。顔もうつむき加減になったりと元気のない人の姿を描いていただければわかると思います。
では、自分が落ち込んでいたり、コルチゾールが分泌されているような時に、背筋を伸ばし、姿勢を良くして、しっかり、ゆったりと息をする。
そうした行動により、ストレスに対抗するテストステロンが分泌され、前向きな感情になってきたりします。
それを考えると、「姿勢」「呼吸」はとても大事です。
胸を張って、顔は前に向ける。
(猫背で顔は下に向けているの反対)
息はしっかり深く呼吸する。
意識的にこれをやる。
デスクワークは、座り続けないようにして、1時間に一度は、立って胸を広げ、腕を開いて上にあげながら深呼吸をする。もちろん顔は上に向ける。
それに軽くストレッチでもすると、なお良いです。
人間の細胞は、酸素を吸収してエネルギーを生み出しています。
猫背で浅い呼吸ではなく、姿勢よく胸を張って、しっかり息をする。
それを心掛けるだけでも、コルチゾールへの対抗策となります。
このような姿勢は、ハイパワーポーズといわれます。
ガッツポーズ、手を万歳のように上にあげる、胸を張って、前向きな言葉を言う、深呼吸をしてから「よっしゃ!」と気合を入れる。
普段から意識してやってみてください。
ハイパワーポーズは、テストステロンを20%増加させたり、コルチゾールを20%減少させたりする効果は、アメリカでの研究結果として証明されているようです。
そんな研究結果などなくても、わかりますよね。
自分のとる、姿勢、態度が自分にどんな影響を与えるかなんて。
改めて意識して取り入れてもらいたいと思います。
なお、テストステロンとは、
バイタリティを高めてくれる男性ホルモンです。
男性ホルモンといっても、もちろん女性にも分泌します。
幸福感、ヤル気を高めるもので、ドーパミンの分泌を促してくれます。
ヤル気がでないときや元気がでないときには、姿勢、態度、呼吸を意識して良い方にもっていってください。
それも無理な時は、休んでください。お酒でも呑んで寝てください。
明日は新たな一日です。
スパッと次にいきましょう。